ワグネル反乱でロシアに亀裂 ウクライナ侵攻は「戦略的失敗」―米国務長官

東京, 6月26日, /AJMEDIA/

【ワシントン時事】ブリンケン米国務長官は25日、民間軍事会社ワグネルの反乱によってロシア国内で「以前にはなかった亀裂が現れている」と述べ、対ロシア反転攻勢を続けるウクライナを利するとの見解を明らかにした。CNNテレビなどで語った。
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 ブリンケン氏は反乱について、ロシアの「内政問題」とした上で、プーチン大統領の権威やウクライナ侵攻の前提そのものに疑問を投げ掛けたと指摘。今後数日から数週間で事態がさらに展開するとの見通しも示し、侵攻が「全くの戦略的失敗だった」と断じた。
 ブリンケン氏によると、バイデン大統領は24日、安全保障担当の閣僚らを集め、領土奪還のために戦うウクライナへの支援に集中するよう指示。欧州の同盟国首脳とも協議し、最大限の支援を続けていく考えを確認した。ブリンケン氏は、ウクライナの反転攻勢が数週間から数カ月続く可能性があると語った。
 一方、ロシアの核態勢に変化は見られず、米国側も態勢を変えていないと明らかにした。

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