スーダン軍トップ、エジプト大統領と「危機の解決」協議 包囲解き衝突後初か

東京, 8月30日, /AJMEDIA/

【カイロ時事】アフリカ北東部スーダンで、準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」と戦闘を続けるスーダン軍トップのブルハン将軍は29日、エジプト北部アラメインでシシ大統領と会談した。大統領府によると、スーダン情勢を巡り「主権と統一、団結を維持した形で危機を解決する努力」について協議した。4月に衝突が始まって以降、ブルハン氏が国外に出たのは初めてとみられる。
ブルハン将軍、姿現す 4カ月ぶり―スーダン

 ブルハン氏は会談後に記者会見し、「多くの戦争犯罪を犯している」とRSFを非難した。また、「(軍は)この戦争と悲劇を終わらせようと努めている」と語った。
 ブルハン氏は28日、北東部ポートスーダンを訪れ、部隊を前に演説。「反逆を終わらせるため、戦争に全力を費やしている」とRSFを敗北に追い込む決意を示していた。
 過去4カ月、ブルハン氏はRSFに包囲されハルツーム近郊の基地で身動きが取れないと言われていたが、最近になって基地の外を出歩く様子の動画を公開した。RSFと包囲を解く密約の成立がささやかれる中、28日の演説ではうわさを強く否定。「軍の作戦が成功した」と主張し、ポートスーダンに続き国外にも出てみせた。

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