コーラン燃やせば「断交」 イラク、スウェーデンに通告

東京, 7月21日, /AJMEDIA/

【カイロ時事】イラク首相府は20日、スウェーデン国内でイスラム教の聖典コーランが燃やされた場合、「国交を断絶する必要がある」とスウェーデンに通告したと明らかにした。また、スダニ首相は、駐イラク・スウェーデン大使の国外退去と、スウェーデンにいるイラク代理大使の召還を命じた。イラク国営通信が伝えた。
スウェーデン、またコーラン燃やす抗議活動 トルコ反発、NATO加盟影響も

 首都バグダッドでは20日未明、スウェーデンでコーランを燃やすデモが計画されていることを受け、数百人規模のデモ隊がスウェーデン大使館を襲撃。大使館員は無事だったが、スウェーデンのビルストロム外相は「全く受け入れられない」と非難した。
 イラク首相府の声明によると、スダニ氏や軍幹部らが緊急会議を開き、大使館襲撃を批判。一方で、表現の自由を名目にスウェーデンでコーランを燃やすことは「暴力と憎悪の文化を助長する」と自制を促した。
 報道によれば、スウェーデンで20日行われたデモでは、参加者がコーランを踏み付けたものの、火を付けずに終了した。

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