互いに越境攻撃のイランとパキスタン 緊張緩和へ外相が会談

東京, 01月20 /AJMEDIA/

隣国どうしで互いに越境攻撃を行い、緊張が高まっていたイランとパキスタンの外相が電話で会談し、緊張の緩和に向けて、今後、両国がテロ対策などで連携を強化することで一致しました。

イランは今月16日、国内で警察署などへの襲撃を繰り返しているイスラム教スンニ派の武装組織の拠点がパキスタン側にあるとして、越境攻撃を行いました。

これに反発したパキスタンは18日、国内で分離独立を目指す武装グループの拠点がイラン側にあるとして、越境攻撃を行い、緊張が高まっていました。

この事態を受け、両国の外相は19日、電話で会談し、意見を交わしました。

イランの外務省によりますと、アブドラヒアン外相は「治安や軍事面での協力に重点を置くことが適切だ」と述べ、これ以上、対立のエスカレートを望まない考えを示しました。

一方、パキスタンの外務省によりますとジラニ外相は両国がきょうだいのような緊密な関係にあると強調し「信頼に基づき協力したい」とイラン側に表明したということです。

両国は緊張の緩和に向け、テロ対策などで連携を強化することで一致したということで、今後、沈静化に向けた動きがどこまで進むかが焦点です。

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