サウジアラビア、初の駐パレスチナ大使任命 イスラエルとは正常化協議

東京, 8月14日, /AJMEDIA/

 パレスチナ通信などによると、サウジアラビア政府は12日、同国初となる駐パレスチナ大使を任命した。パレスチナ外務省は13日、声明で、サウジが対パレスチナ支援を「外交政策の根幹の一つと位置付けていることの表れだ」と歓迎した。
 サウジの決定の背景には、同国とイスラエルが米国の仲介で、国交正常化に向けた交渉を進めていることがある。パレスチナは、国交正常化によりパレスチナ問題の解決が先送りされてしまうことに懸念を抱いている。ロイター通信によると、イスラエルのコーヘン外相は13日のラジオ番組で「サウジは(大使任命を通じ)、パレスチナ人らに『あなたたちを忘れたわけではない』というメッセージを伝えたかったのだろう」と述べた。
 サウジの新大使は駐ヨルダン大使が兼任し、ヨルダンの首都アンマンに拠点を置く。コーヘン氏は、新大使が「パレスチナ当局の代表者らと会う(サウジ政府)代表になり得る」と認める一方、「エルサレムに常駐させることは許さない」とくぎを刺した。

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