イラン5州の女子生徒、新たな毒物事件で治療を受ける

東京, 3月5日, /AJMEDIA/

4日、イランの5州の女子生徒数十人が入院した。相次ぐ毒ガス攻撃とされるものが新たに行われた。地元メディアが報じた。

ここ3カ月間、主にテヘラン南方の聖都コムで、女子生徒の呼吸困難の症例が数百件報告されている。入院を必要としている生徒もいる。

タスニム通信とメヘル通信によると、最新の相次ぐ毒物事件が起きたのは西部ハメダン州、イラン北西部にあるザンジャン州と西アゼルバイジャン州、南部ファールス州、北部アルボルズ州。

報道によると、数十人が治療のために地元の病院に運ばれた。生徒全員の体調はおおむね良好だという。

イブラヒム・ライシ大統領は3日、情報相と内務相に毒物事件の追跡調査を行うよう指示したと述べ、毒物事件は「イラン国民の中に恐怖と絶望を作り出すことを目的とした敵の陰謀」だと述べた。

外務省のナセル・カナニ報道官は「(毒物事件の調査は)政府の最優先課題の一つだ。目的は、家族の不安を和らげ、加害者に責任を取らせることだ」と述べた。

1日には、少なくとも10校の女子校が毒ガス攻撃の標的になった。メディアの報道によると、狙われたのは北西部アルダビルの7校と首都テヘランの3校。

イランのユネス・パナヒ保健副大臣は先週、毒物事件の目的は女子教育の停止だと述べた。

女性に課されている厳しい服装規定に違反したとして逮捕されたイラン系クルド人マフサ・アミニ氏(22)が拘留中に死亡した後、全国的な抗議デモが始まった。それから5カ月以上経った今、一連の毒物事件が起きている。

当局が通例「暴動」と呼んでいる抗議デモに関連して、数百人が殺害され、数千人が逮捕されたとイラン政府は発表している。

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