東京, 10月31日, /AJMEDIA/
軍がクーデターで実権を掌握したスーダンで３０日、クーデターに反発し、民主化を要求する大規模デモが全土で行われた。ロイター通信によると、首都ハルツーム郊外ではデモ隊２人が治安当局の銃撃を受けて死亡した。
デモはハルツームやその近郊のほか、紅海に面した東部ポートスーダンなど各都市で行われ、ロイターの推計では数万人が参加。「軍政にノー」「民政移管に向けて前進を」などと気勢を上げた。
抗議行動はクーデターが起きた２５日以降、ほぼ連日続いており、これまでにもデモ隊と治安部隊の衝突で１０人超が死亡。最大規模となった３０日は、治安部隊が首都の幹線道路などに動員されて厳戒態勢が敷かれた。デモに先立ち、ブリンケン米国務長官は３０日にツイッターで「平和的なデモ隊への暴力は受け入れられない」と軍に自制を促していた。
