オリパラ使用木材を再生 新潟県柏崎市

東京, 11月1日, /AJMEDIA/

 東京五輪・パラリンピックの選手村で使用された木材から製作したベンチとスツールが新潟県柏崎市でお披露目された。木材は同市で伐採され、選手村ビレッジプラザの床下の土台に使用されたもの。新潟工科大生がデザインと加工に携わり、シンプルながら市松模様をあしらうなど、美しい仕上がりになっている。
 お披露目には、大会で水球日本代表コーチを務めた筈井翔太氏が同席。五輪を目指す地元の水球チームのジュニア選手も立ち会い、筈井氏の大会出場時のエピソードなどを熱心に聞き入っていた。
 柏崎木材協会の太田正昭会長は「送り出したわが子が無事に戻ってきたような感覚」と感慨深げ。同市産の杉について「見た目こそ武骨だが、日本海からの風を耐えた粘り強さがある」と紹介した。筈井氏は「競技をしていると、いいことばかりではないが、この木材のように粘り強くなってほしい」と述べた。

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