ウクライナ高官、新たに南部の集落奪還 ロシアは部隊再配置か

東京, 6月20日, /AJMEDIA/

ウクライナのマリャル国防次官は19日、ロシア軍に対する反転攻勢で南部ザポロジエ州の村ピヤティハトキを新たに奪還したと明らかにした。ロイター通信が報じた。また、過去2週間の反攻で113平方キロメートルの領土を取り戻したと述べた。
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 マリャル氏は「(ザポロジエ州南部の)ベルジャンシクとメリトポリ方面での2週間の反転攻勢によって8集落が解放された」と通信アプリに投稿した。一方、ザポロジエ州の親ロシア派当局者は18日、ウクライナは一度ピヤティハトキを奪還したものの押し戻され、現状はどちらの支配下にあるか「はっきりしない」と主張している。
 英国防省は19日、ロシアがザポロジエ州と東部バフムトの前線を強化するために、過去10日間にドニエプル川東岸にいた軍部隊の一部の再配置を開始したとみられると指摘。南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダム決壊を受け、ウクライナ軍によるドニエプル川を渡っての攻撃の可能性は低下したというロシア側の見方を反映した動きだと分析している。
 AFP通信によると、対ウクライナ国境に近いロシア西部ベルゴロド州と同クルスク州で19日、ウクライナからの越境攻撃があり、ベルゴロド州で子供を含む7人が負傷した。

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