「希望持てる年に」 天皇陛下が新年の感想

東京, 1月1日, /AJMEDIA/

 天皇ご一家は1日、2023年の新年を迎えられた。天皇陛下は年頭に当たっての感想を、宮内庁を通じて文書で発表。自然災害やコロナ禍、物価高などに触れ、新年が「希望を持って歩むことのできる年となることを祈ります」と記した。
 陛下は、世界各地で戦争や紛争が起き、多くの人命が失われていることに「深い悲しみを覚えます」と述べ、国際社会で対話を重ね、協力し合うことの大切さを訴えた。
 皇后さまと昨秋、約3年ぶりに地方を訪問。「人々が、これからもお互いを思いやりながら支え合い、困難な状況を乗り越えていくことができるよう願っています」とつづった。
 21、22年は新年一般参賀が中止となったことに伴い、新年のビデオメッセージを出した。
 2日は皇后さまや上皇ご夫妻、秋篠宮ご一家らと共に、3年ぶりとなる新年一般参賀に臨む。長女愛子さまも初めて出席する。
 例年臨む四つの主要地方行事は、今年は6月に東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市で全国植樹祭、9月に北海道厚岸町で全国豊かな海づくり大会、10月に鹿児島県で国民体育大会、石川県で国民文化祭がある。
 5月には、チャールズ英国王の戴冠式があり、英国側から要請があれば、皇室から参列する方向で調整が進められている。
 宮内庁によると、秋篠宮ご夫妻の活動はおおむねコロナ禍前に戻った。上皇ご夫妻は外出が難しい日々が続くが、側近は「お出ましの機会を設けたい」としている。

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