地獄の「えんま大王」に無病息災を願う 奈良 白毫寺

東京, 1月17日, /AJMEDIA/

地獄の「えんま大王」に無病息災などを願う伝統行事、「えんまもうで」が奈良市の白毫寺で行われました。

「えんまもうで」は、えんま大王をまつる奈良市の白毫寺が、地獄の釜のふたがあいて亡くなった人も苦しみから逃れられるとされる毎年1月16日に行っています。

16日は、国の重要文化財「閻魔王坐像」の前で、僧侶が、無病息災や家内安全など、参拝者の願いごとが書かれた紙を読み上げたあと、お経を唱えました。

一方、行事を手伝う人の高齢化などから、寺はことしでいったん「えんまもうで」を休止するということです。

宮崎芳泰住職は、「行事はいったん休止することになりましたが、えんま様はここにいらっしゃいますので、いつでもお参りください」と参拝者に呼びかけていました。

奈良市に住む70代の女性は「足腰も悪く、年なので、健康をお祈りしました。ことしで行事がいったん終わってしまうのはさみしい気持ちです」と話していました。

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