東京, 12月14日, /AJMEDIA/
ことしも残すところ2週間余り。長野県松本市の国宝・松本城では大きな門松を飾りつけ、新年を迎えるための準備が行われました。
松本市にある松本城では、毎年、この時期に城の正面の「黒門」と東側の「太鼓門」の2か所に大きな門松を飾っていて、13日、設置作業が行われました。
このうち「黒門」では午前8時すぎから地元の造園業者の職人4人が作業を始めました。
はじめに職人たちは高さ3.5メートル、太さ17センチほどもある3本ひと束の大きな竹をドラム缶の中に立て、竹が動かないよう土のうを敷き詰めていました。
このあと、左右のバランスを確認しながら松の枝やナンテンなどを飾りつけ、2時間ほどかけて門松を完成させました。
松本市の勝山裕美松本城管理課長は「無事に来年を迎える準備ができ大変うれしく思います。立派な門松ができたので多くの皆さんにぜひ見ていただきたい」と話していました。
松本城では今月28日に1年の汚れを払い落とす「すす払い」を行ったあと、しめ縄を飾って新年を迎える準備を整え、正月三が日は午前10時から午後3時まで本丸庭園が無料で開放されます。