初公開 聖徳太子ゆかりの伝説が残る比叡山延暦寺「椿堂」 滋賀

東京, 9月2日, /AJMEDIA/

大津市の比叡山延暦寺で、聖徳太子ゆかりの伝説が残るお堂の内部が初めて一般に公開されることになりました。

今回、初めて内部が公開されるのは、比叡山延暦寺の西塔にある「椿堂」です。

「椿堂」は、聖徳太子が比叡山に登った際に持っていた観音像を安置するために建てられたのが始まりとされ、登る際に使っていたつばきの杖を地面にさしたところ芽を出して育ったという伝説がその名の由来とされています。

ふだんは僧侶の修行などで使われていて一般には公開されていませんが、ことしが聖徳太子の死後1400年となるのに合わせて、9月3日から公開されることになりました。

また、7世紀に制作されたとされ、椿堂に安置されてきた高さおよそ9センチの仏像も比叡山の宝物を収蔵する「国宝殿」で展示されるということです。

比叡山延暦寺の今出川行戒参拝部長は「新型コロナの感染が続くなど混とんとした時代だが、皆さんの心の安寧につながってほしいという願いを込めて公開を決めました」と話していました。

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