児童相談所を舞台にした短編映画が東京で公開 トークショーも

東京, 9月7日, /AJMEDIA/

児童虐待が問題となる中、児童相談所を舞台にした短編映画が東京で公開されていて、6日夜、都内の映画館で監督と児童相談所の職員のトークショーが開かれました。

映画「ほどけそうな、息」は児童相談所を舞台に虐待や家庭崩壊などで傷ついた子どもたちのために奔走する職員の姿を描いた短編作品で、今月から公開が始まりました。

6日夜は、東京都内の映画館で上映後に監督の小澤雅人さんと児童相談所の女性職員のトークショーが開かれました。

この中で小澤監督は「作品を作る際には何人もの現場の職員に取材をした。悲しい事件があると児童相談所が非難されることがあるが懸命に向き合う職員の姿をみてギャップを感じていた。一般の人にも児童相談所を知ってもらえる映画を目指した」と話しました。

児童相談所の女性職員は「実際にはもっと大変なこともあるが、リアルな日常が描かれていました。保護者と長い時間をかけて信頼関係を築き、理解を得た瞬間の喜びは何物にも代えがたい。この作品でもほっとした場面の演技にとても共感しました」と感想を述べました。

このほかにも映画の制作過程や児童相談所での日常などについてトークが行われ、参加した人たちは、話に聞き入っていました。

映画「ほどけそうな、息」は東京・中野区の「ポレポレ東中野」で、今月16日まで上映され、その後、各地で公開される予定です。

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