佐賀 国の重要文化財「多久聖廟」柱に落書き

東京, 10月20日, /AJMEDIA/

国の重要文化財で、儒学の祖・孔子をまつっている佐賀県多久市の「多久聖廟」で、19日午前、柱に20センチほどの落書きが見つかりました。市教育委員会は、警察に被害届を提出するとともに、文化庁へ報告しました。

多久市教育委員会によりますと、19日午前10時ごろ、孔子の像が安置された「恭安殿」の柱に、落書きがされているのを、見回りを行っていた建物の管理人が見つけました。

落書きは、縦20センチ、横15センチほどの大きさで、朱色に塗られた柱の表面を削り取るようにして書かれ、アルファベットの大文字で「SI」、その下に数字で「9315」と書かれていたということです。
1708年に建立された「多久聖廟」は、現存する孔子廟としては国内で3番目に古く、国の重要文化財に指定されています。

市教育委員会は「市民に愛されてきた建物を傷つけられて非常に遺憾だ」としていて、警察に被害届を提出するとともに、修復に向けて文化庁に報告したということです。

警察は、文化財保護法違反の疑いで捜査しています。

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