京都 祇園祭「社参の儀」山鉾巡行を前に稚児が八坂神社を参拝

東京, 7月14日, /AJMEDIA/

今月、3年ぶりに実施される京都の祇園祭の山鉾巡行で、先頭をいく長刀鉾に乗る稚児が八坂神社を参拝する儀式「社参の儀」が行われました。

今月17日に行われる祇園祭の山鉾巡行の前祭で先頭をいく「長刀鉾」は、地元の子どもが務める稚児が鉾の上に乗ってしめ縄を切り、舞を披露することで知られています。

新型コロナの影響で、巡行はおととしから中止されてきましたが、3年ぶりに実施されることになり、13日は巡行を前に、稚児が京都市東山区の八坂神社を参拝する「社参の儀」が行われました。

まず、ことしの稚児で、伝統的な衣装を身にまとった小学5年生の岡本善太くんが、四条通沿いにある長刀鉾の会所から、地面に足がつかないよう関係者にかつがれて姿を現しました。

そして、白馬にまたがって四条通を進み、およそ1.5キロ先の八坂神社に到着すると、馬から降りて本殿に向かいました。
このあと、神職からおはらいをうけたあと、参加者全員で巡行の無事を祈りました。

また、稚児は「杉守」と呼ばれるお守りを受け取っていました。

長刀鉾保存会の井上俊郎代表理事は「巡行の無事と疫病退散を祈願しました。新型コロナの感染者がまた増加傾向にありますが、感染防止の対策をとるように努めたいです」と話していました。

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