アンネ・フランク創作アニメ映画「Where is Anne Frank」ヨーロッパ映画賞にノミネート

東京, 11月12日, /AJMEDIA/

カンヌ映画祭・エルサレム映画祭でも上映
第二次世界大戦の時に、ナチスドイツが約600万人のユダヤ人を殺害した、いわゆるホロコースト。アンネ・フランクはユダヤ人だったために、ナチスの標的となり迫害を逃れてオランダのアムステルダムの隠れ家で約2年間、身を潜めて生活していたが、密告されて1945年にベルゲン・ベルゼン強制収容所で病気で死亡した。アンネが隠れ家生活で思いを綴った日記を戦後、ホロコーストから生き延びた父オットー・フランクが「アンネの日記」として出版し、現在でも世界中で多くの人に読まれている。アンネ・フランクはホロコーストを象徴するような人物で、欧米やイスラエルではホロコースト教育が行われることが多く、小学生の必読書にもなっている。

またアンネ・フランクは世界中の老若男女にも人気がある。世界中の若者に人気のインスタグラムには世界中のアンネ・フランクのファンがアンネの当時のモノクロ写真や、アムステルダムにある「アンネの家」を訪問した写真をたくさん投稿している。

そしてアンネ・フランクの生涯は「アンネの日記」をもとにした映画、ドラマ、演劇、アニメ、マンガなどで世界中で作品の題材として取り上げられ、演じられている。アンネの生涯を忠実に描いたノンフィクションである。

2021年7月にはフランスのカンヌ映画祭でアンネ・フランクの話をもとにした創作アニメ映画「Where is Anne Frank」が公開されていた。日本での公開は未定。イスラエルの映画監督でホロコーストを生き延びた両親を持つアリ・フォルマン氏が監督を務めている。フォルマン監督は2008年に公開された「戦場でワルツを(Waltz with Bachir)」も制作していた。2021年8月24日から9月4日までイスラエルのエルサレムで行われる第38回エルサレム映画祭でも公開されていた。

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