【東京国際映画祭】コソボの女性監督クラスニチのデビュー作がグランプリ、松居大悟監督「ちょっと思い出しただけ」は観客賞

東京, 11月09日, /AJMEDIA/

第34回東京国際映画祭は最終日の8日、クロージングセレモニーでコンペティション部門最高賞の「東京グランプリ/東京都知事賞」を「ヴェラは海の夢を見る」(カルトリナ・クラスニチ監督、コソボ/北マケドニア/アルバニア)が受賞。日本映画は「ちょっと思い出しただけ」(松居大悟監督)が観客投票による「観客賞」に輝いた。映画祭はその他各賞を発表して閉幕した。

 東京グランプリ受賞作はコソボの女性監督クラスニチの長編デビュー作品。手話通訳を職業とするヴェラがたどる運命から汚職にまみれた戦後社会を浮き彫りにした。

 コンペ部門の各賞は▼審査委員特別賞「市民」(テオドラ・アナ・ミハイ監督、ベルギー/ルーマニア/メキシコ)▼最優秀監督賞ダルジャン・オミルバエフ監督「ある詩人」(カザフスタン)▼最優秀女優賞フリア・チャベス「もうひとりのトム」(ロドリゴ・プラ監督、ラウラ・サントゥージョ監督、メキシコ/アメリカ)▼最優秀男優賞アミル・アガエイ、ファティヒ・アル、バルシュ・ユルドゥズ、オヌル・ブルドゥ「四つの壁」(バフマン・ゴバディ監督、トルコ)▼最優秀芸術貢献賞「クレーン・ランタン」(ヒラル・バイダロフ監督、アゼルバイジャン)

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