東京, 6月9日, /AJMEDIA/
能の演目のひとつで、結婚式の披露宴で新郎新婦の座席の呼び名となるなど縁起がよいとされる「高砂」が、兵庫県の「※高砂神社」で披露されました。
「高砂」は、兵庫県高砂市の高砂神社が発祥の地とされ、神社にある「相生の松」の精である老夫婦が主人公となっていることから、いつまでも仲むつまじくあるようにとの願いを込めて、祝いの席で親しまれています。
8日は神社で公演が行われ、500人余りの観客が訪れました。
続いて、能楽師によって「高砂」が披露され、観客は厳かな雰囲気の中、優雅な舞に見入っていました。
夫婦で訪れた69歳の男性は「初めて能を目の前で見て、よい経験になりました。機会があれば、また見たいです」と話していました。
※「高砂神社」の「高」は、正しくは「はしご高」
※「末広かり」の読みは「すえひろがり」