「めぐみさん、一日も早い帰国を」 市内バス、救出訴えるポスター―新潟

東京, 6月6日, /AJMEDIA/

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=拉致当時(13)=の救出を訴えるポスターを掲示したバスが今月から、拉致現場となった新潟市内を走っている。2年前の同月5日に87歳で死去した父親の滋さんの命日に合わせた取り組みで、企画しためぐみさんの同級生は「一人でも多くの市民に関心を持ってもらい、一日でも早い帰国を」と訴えている。
 今年4月、滋さんの妻早紀江さん(86)が住む川崎市内でも同様の取り組みがあり、「横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会」の代表池田正樹さん(58)が別の支援団体の協力を得て新潟市内でも企画した。地元の新潟交通に提案し、実施が決まった。
 めぐみさんの写真とともに家族らが救出を訴えるポスターや、「横田めぐみさんとの再会を誓うチャリティーコンサート」のポスターなど計約150枚を掲示したバスが1日最大18台、新潟市内全域を走る。同社の竹内正喜・経営管理室長(53)は「地元企業として、拉致問題解決に向けた取り組みをやらないわけにはいかない」と力を込める。
 期間は、同コンサートが開かれる予定の10月15日まで。同日は蓮池薫さん(64)ら拉致被害者5人が20年前に帰国した日でもある。「同級生の会」の池田さんは「(問題解決に)協力してくれる思いを集めて、政府の背中を強く押すことがわれわれの役割だ」と話している。

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