北九州 小倉北区 繁華街の建物で火災 けが人などの情報なし

東京, 04月20日 /AJMEDIA/

20日午前、北九州市の中心部にある繁華街の建物から火が出て消防の消火活動が続いています。消防によりますと、これまでのところけが人などの情報は入っていないということです。

消防によりますと、20日午前9時すぎ、北九州市小倉北区魚町の飲食店が建ち並ぶ繁華街で「配管から煙が出ている。焦げ臭いにおいがする」と通行人などから複数の通報がありました。

消防が駆けつけたところ火災が発生していて、現場では消防車15台以上が出動して午前11時半現在も消火活動が続いています。

これまでのところけが人や逃げ遅れた人などの情報は入っていないということです。

現場はJR小倉駅から南に500メートルほど離れた場所にある繁華街です。

北九州市ではこの数年、繁華街や商店街で火災が相次いでいて、おととし4月と8月には今回の現場から南に150メートル余り離れた場所にある「旦過市場」で2度の大規模な火災が発生しました。

また、ことし1月には今回の現場から北におよそ200メートル離れた場所にある「鳥町食道街」一帯で大規模な火災が発生し36店舗が焼ける被害が出ています。

“天井付近から煙” “爆発音も”
火災現場の建物に入っているうどん店の従業員の男性によりますと、20日午前9時前、店内の1階の天井付近から煙が出ているのを確認し、別の従業員が消防に通報したということです。

建物には複数の店舗が入っていて、男性が駆けつけた消防と店内で煙の状況などを確認し、店の外に出たところ午前9時40分ごろに爆発音がしたということです。

男性が店内で撮影した映像では、1階の天井付近や天井裏で白い煙を確認できます。

うどん店は、当時、営業中で店内には客がいたということですが、煙が確認されたあと避難していて、けがなどはなかったということです。

男性は「いつもどおりに営業している時に、天井付近から煙が出てきた。調理場から火があがったわけではなく、原因が分からない」と話していました。

過去に旦過市場や鳥町食道街でも火災「またか」
火災現場の近くで飲食店を営む30代の女性は「営業の準備をしていたら、周りの店の人に『避難して』と言われて気が付きました。これまでに旦過市場や鳥町食道街での火災もあり、『またか、やれやれ』という気持ちです。いつ営業を再開できるかわかりません」と話していました。

火災現場のすぐ近くにある建物で、夫婦で飲食店を経営する女性は「買い出しの途中で火災の連絡を受けてすぐに様子を確認しに来ました。店を閉める時の火元の確認だけでなく、落ちているタバコを拾うなど、火を出さないための対策をしていたのに、北九州でまた火事が起きてしまい悲しいです」と話していました。

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