東京労災病院 医師収賄事件 ほかの医師にも製品の使用促したか

東京, 04月21日 /AJMEDIA/

東京労災病院の医師が都内の医療機器メーカーの製品を優先的に使う見返りに現金を受け取ったとして逮捕された事件で、この医師がほかの医師にも同じメーカーの製品を使うよう促していたことが捜査関係者への取材でわかりました。ほかの医師が使用した場合も逮捕された医師に現金が渡されていたとみられ、警視庁が詳しい経緯を調べています。

東京労災病院の整形外科医 浅沼雄太容疑者(41)は、おととし、医療機器メーカー「HOYA Technosurgical」の製品を手術で優先的に使う見返りに、メーカーの営業担当者などから現金およそ50万円を受け取ったとして、収賄の疑いで逮捕され、21日午前、検察庁に送られました。

これまでの調べで、浅沼医師にはこのメーカーの製品を使うたびに現金化できるポイントが与えられ、たまったポイント分の現金を私的な飲食代などの領収書と引き換えにメーカー側から受け取っていたことがわかっています。

その後の調べで、浅沼医師が整形外科の副部長になった2021年以降、ほかの医師にもこのメーカーの製品を使うよう促していたことが捜査関係者への取材でわかりました。

ほかの医師が使った場合も浅沼医師にポイントが付与されていたとみられ、警視庁は副部長の立場を利用して使用を推奨していた疑いもあるとみて、詳しい経緯を調べています。

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