6都県16件の強盗・窃盗関与か 「イヴ」ら指示、少年3人再逮捕―警視庁

東京, 3月21日, /AJMEDIA/

関東地方を中心に相次いだ強盗・窃盗事件を巡り、東京・渋谷の窃盗事件で逮捕された少年3人のグループが1都5県の計16事件に関与した疑いがあることが20日、警視庁捜査3課への取材で分かった。都内の窃盗事件では「イヴ」や「山田」を名乗る人物から指示を受けていたことも判明。警察当局は「ルフィ」などと名乗る指示役が絡む広域強盗事件とは別の指示系統とみて実態解明を急ぐ。
同課や捜査関係者によると、都内で昨年11月下旬から今年1月上旬、少年らが関与したとみられる事件が貴金属店などで10件発生。このうち2店舗は、複数回にわたり被害に遭った。
 3人は同月9~14日に川崎市宮前区、千葉県市川市、栃木県足利市、さいたま市西区、茨城県龍ケ崎市、同県つくば市の住宅などで起きた6件にも関与したとみられる。多くの事件は深夜に窓ガラスを割って侵入するなど手口が共通しているといい、いずれも「イヴ」らが関わる同じ指示系統とみて調べている。
 昨年12月16日に東京都渋谷区の貴金属店で起きた窃盗事件では、少年3人は秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」を通じ、「イヴ」や「山田」から指示を受けていた。少年の一人は「SNSで闇バイトに応募した」と供述したという。
 同課は今月20日、渋谷区のアパレル店のガラス製ドアを割って侵入し、高級ブランドの衣類や貴金属計49点(約500万円相当)を盗んだなどとして、窃盗容疑などで少年3人を再逮捕した。いずれも認否を明らかにしていない。3人の逮捕は4回目。

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