関大北陽、堅守で躍進 初の花園目指す―高校ラグビー

東京, 4月24日, /AJMEDIA/

高校ラグビーが盛んな大阪府に、成長著しいチームがある。2月の近畿大会で4強に躍進し、3月の全国選抜大会にも出場した関大北陽。ナンバー8の永井玲雅主将は「ここまで来たからには花園出場を」。全国高校大会初出場を目指し、練習に励んでいる。
フィジー戦は秩父宮開催 8月のテストマッチ―ラグビー日本代表

 創部11年目。北陽高が関大の併設校となったことに伴い、2010年に関大北陽中が開校し、同時に中学にラグビー部が創設された。その1期生が関大北陽高に進んだ13年、高校にも部ができた。
 選手として東海大仰星(現東海大大阪仰星)で花園を制した経験があり、トップリーグのヤマハ発動機(現リーグワン・静岡)でもプレーした梶村真也氏(41)が監督を務める。今季のチームは組織的な防御が武器で、監督は「体を張れる選手が多く、ひたむきに我慢できる」と評価する。
 選抜大会では1回戦で名門の国学院久我山(東京)に7―8で惜敗したが、1回戦敗退チーム同士で争う敗者戦で東海大福岡に22―7で快勝した。永井は「ディフェンスでは(前に)上がるスピードを意識している。久我山にあそこまで粘れたのは自信になる」。
 大阪府からは3校が花園に出場できる。とはいえ、東海大大阪仰星、大阪桐蔭、常翔学園など全国レベルの強豪がそろい、予選突破は容易ではない。関大北陽はこれまで花園出場が懸かる地区予選決勝に5度進んだが、いずれも厚い壁を破れなかった。
 今年は関大との合同練習を増やすなどして強化を図る。永井は「ディフェンスが強みだが、アタックは課題。点を取れなければ勝てない」。秋までに攻撃力を高め、聖地にたどり着けるか。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts