近藤、完璧な逆転3ラン 早くも自己タイ11号―プロ野球・ソフトバンク

東京, 6月30日, /AJMEDIA/

敗色濃厚の展開を一振りで引っ繰り返した。ソフトバンクの近藤が2点を追う終盤に逆転3ランを放った。
 楽天の先発、岸を七回まで打ちあぐねたが、継投した八回に好機をつくった。1番中村晃の左前打と牧原大の四球で無死一、二塁とし、近藤が打席へ。「最近チャンスで打てていなかったので割り切った。空振りでもいいやと」。真ん中付近に来たフォークを振り抜き、「打った瞬間、完璧だった。どこまで飛んだかも見ていない」。白球が右翼フェンスを越えると確信し、右腕を高々と掲げて走りだした。
 これで日本ハム時代の2021年にマークした自己最多の11号に前半戦で早くも並んだ。長打力向上を目指す取り組みが結果につながっており、「角度がついて、打球のスピードも上がってきている」と手応えを語った。
 リーグ戦が再開されて以降、前日までの5試合で2安打と当たりは小休止。この日も3打席目まで快音がなかったが、藤本監督は「少々状態が悪くてもやってくれると信じている」と全幅の信頼を寄せる。
 首位を争うチームを4カード連続の勝ち越しに導いた。それでも好打者は「本塁打は増えているが、打率も出塁率も思うようにきていない。そこはおろそかにしたくない」。飽くなき向上心を感じさせた。

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