袴田事件、特別抗告の方向 再審開始に不服、検察側協議―審理15年、さらに長期化

東京, 3月17日, /AJMEDIA/

1966年に静岡県でみそ製造会社専務一家4人が殺害された「袴田事件」で、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審開始を認めた第2次請求差し戻し審の東京高裁決定について、東京高検が不服として、最高裁に特別抗告する方向で協議を進めていることが16日、関係者への取材で分かった。
審理は、2014年の静岡地裁決定でいったん再審開始が認められて釈放されながら高裁で覆され、最高裁が審理を差し戻す異例の展開をたどった。第2次請求から約15年がたつ中、再び最高裁で審理する公算が大きくなり、さらなる長期化は避けられない見通し。

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