葛西春、悔しさ晴らす銅 「見せ場」の最後で追い上げ―世界ノルディック

東京, 2月25日, /AJMEDIA/

 この舞台に立てなかった2年前の悔しさを晴らした。葛西春が両拳を突き上げて後半距離をゴール。「すごくうれしい。自信を持って走れた」。達成感があふれた。
 前半飛躍でK点を越える96.5メートルの会心のジャンプ。3位で出た後半距離の終盤は、3選手の2位集団で激しい表彰台争いを演じた。残り1キロ付近で一度離されたものの、「最後が見せ場」との言葉通り、再び追い上げてみせた。
 双子の姉、優奈が出場した前回2021年大会は出場がかなわず、テレビで観戦した。今季はワールドカップ(W杯)で表彰台に立てていなかったが、1月の世界ユニバーシティー冬季大会を制して自信を深め、姉妹そろって臨んだ大舞台で勝負強さを発揮した。
 「こんなに楽しいスポーツなんだと知ってもらう一歩になれたかな」。複合女子日本勢で初のメダリストとなった19歳は、照れくさそうに笑った。

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