改良型ワクチン、高齢者から 4回目接種で、9月中旬開始―厚労省

東京, 9月3日, /AJMEDIA/

 厚生労働省の専門部会は2日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した改良型ワクチンの接種について、高齢者らを対象とした4回目接種で優先的に使用する方針を決めた。9月中旬以降、従来型と切り替えて接種を始める。10月中旬からは少なくとも2回目までを終えた12歳以上に拡大する。
 加藤勝信厚労相は同日、改良型の国内配送が9月中旬から開始されるとの見通しを示した上で、「自治体と緊密に連携して準備を進めたい」と述べた。
 国内では、米ファイザー社と米モデルナ社が派生型「BA.1」をベースに開発した「2価ワクチン」を厚労省に承認申請しており、審査が進められている。同省によると、ファイザー製は12歳以上、モデルナ製は18歳以上が対象となる。いずれも現在主流の派生型「BA.5」にも効果があるとされる。改良型の供給量について同省は「国民へ十分に行き渡る量を確保した」としている。

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