東京, 4月7日, /AJMEDIA/
思わぬ形で広島に今季初勝利がもたらされた。試合開始から雨が降る中、六回に入ったところで雨脚が強まり中断。天候が回復することなく、降雨コールドが宣告された。開幕5試合目で初白星をつかんだ新井監督は、グラウンドに出てきてファンの声援に応え、「いい勝ちをプレゼントできてほっとしている」。言葉に実感がこもった。
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ようやく投打がかみ合った。打線は一回1死から野間が二塁打で出ると、続く秋山が初球を中前へ運んで先制。「野間が勢いをつけてくれて、積極的にいけた」。四回にはデビッドソンの左中間席への2号2ランが飛び出し、新井監督も派手なガッツポーズで喜んだ。
投げては、遠藤が五回まで毎回走者を出しながらも無失点。プロ初完封のおまけも付き、「まだまだ満足はしていないが、ゼロを並べられたのはよかった」と一息ついた。
苦しみながらつかんだこの1勝は大きい。指揮官は「彼らの力はこんなもんじゃないので」と新生カープの反攻を誓った。