岸田氏トップ、2.1万キロ 各党党首遊説距離【22参院選】

東京, 7月10日, /AJMEDIA/

 参院選は9日、18日間の選挙戦を終えた。与野党7党の発表によると、猛暑の中、各党首が全国を飛び回った移動距離は計約9万7200キロに達し、地球2周分を超えた。トップは岸田文雄首相(自民党総裁)の2万1004キロ。国民民主党の玉木雄一郎代表が1万9315キロで続いた。
 首相は福島県を皮切りに、全体の勝敗を決する「1人区」を中心に27都道府県を回った。国政選挙期間中としては異例の外遊で5日間日本を離れたが、遊説先に宿泊せず東京と往復したことで距離が伸びた。
 玉木氏は23都道府県に入った。最重点区と位置付ける愛知県には第一声を含めて5回てこ入れをした。
 3位は共産党の志位和夫委員長で、1万7668キロ。21都道府県を巡り、物価高騰対策として消費税の減税などを訴えた。
 立憲民主党の泉健太代表は22都道府県を訪れ、1万7460キロ。接戦とされる京都府や長野県などに複数回駆け付けた。
 公明党の山口那津男代表は1万884キロ。公認候補がいる神奈川、兵庫両県を中心に7都府県を回った。
 政党として存亡が懸かる社民党の福島瑞穂党首は7633キロ。全国各地を回る一方、ほぼ連日東京で演説した。
 日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は激戦の京都府など関西圏を中心に遊説したため、3250キロにとどまった。
 れいわ新選組とNHK党は党首の移動距離を公表しなかった。

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