将棋「竜王戦」第5局 藤井五冠敗れる タイトル防衛は持ち越し

東京, 11月27日, /AJMEDIA/

将棋の八大タイトルの最高峰、「竜王戦」の第5局が福岡県で行われ、挑戦者の広瀬章人八段が勝利し、タイトル奪取に向けて望みをつなぎました。

藤井聡太五冠が目指す今年度4つ目のタイトル防衛の決着は、次の第6局以降となりました。

「竜王戦」第5局は、福岡県福津市の神社が会場で、先手の広瀬八段が25日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」から再開しました。

藤井五冠は、広瀬八段の積極的な攻めに冷静に対応しますが、終盤は、攻守にわたって絶妙な手を繰り出す広瀬八段にじりじりと押され、苦しい展開となります。

そして午後6時34分、藤井五冠が133手までで投了。

広瀬八段が2勝目を挙げ、4年ぶりの「竜王」タイトル奪取に望みをつなぎました。

対局後、広瀬八段は「まずは1局、しのいだという形になったが、まだまだ苦しいスコアに変わりはない。第6局に向けてしっかり準備をしたい」と話しました。
一方、敗れた藤井五冠は「苦しい展開になってしまった。カウンターをねらって指していければと思っていたが急ぎすぎて受け止められてしまった。すぐに第6局はあるので気を取り直して頑張りたい」と振り返りました。

「竜王戦」第6局は、来月2日と3日に鹿児島県指宿市で行われる予定で藤井五冠が「叡王」「棋聖」「王位」に続く今年度4つ目のタイトル防衛を果たせるか注目されます。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts