安倍元首相、無言の帰宅 岸田首相、森・小泉氏ら弔問

東京, 7月10日, /AJMEDIA/

 奈良市で参院選遊説中に銃撃を受けて亡くなった自民党の安倍晋三元首相の遺体が9日午後、妻の昭恵さんと共に東京・富ケ谷の私邸に戻った。岸田文雄首相(党総裁)は遊説の合間を縫って弔問。「政治の師」と仰いだ森喜朗、小泉純一郎両元首相のほか、細田博之衆院議長らも続々と駆け付け、故人との別れを惜しんだ。
 遺体を乗せた車は9日朝、奈良県立医科大付属病院を出発。同日午後に到着した際には、昨年の党総裁選で安倍氏から支援を受けた高市早苗政調会長や、親交が深かったフジサンケイグループの日枝久代表が出迎えた。この後、安倍政権を支えた二階俊博元幹事長、側近の萩生田光一経済産業相、公明党の斉藤鉄夫国土交通相、東京都の小池百合子知事らも姿を見せた。
 盟友の麻生太郎自民党副総裁は札幌市で「こういう状況で街頭演説をしたことがない」と戸惑いを見せ、「(父の)晋太郎さんも67歳で亡くなった。お悔やみ申し上げる」と悼んだ。茂木敏充幹事長は沖縄県南城市で1分間黙とうし、「暴力に屈せず最後の最後まで戦い抜く」と語った。

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