東京, 9月28日, /AJMEDIA/
右翼手が早々と追うのを諦める完璧な一撃。一回1死走者なしで、エンゼルスの大谷が内角に入ってくる変化球を引きつけて強振。今季26号の弾丸ライナーがヤンキースファンで埋まった右翼席に突き刺さり、敵地がどよめきに包まれた。
2戦連発で、ヤンキースタジアムでは自身初本塁打。本塁打数が両リーグトップに並んだ。その後の4打席は凡退したが、6月11本目のアーチで存在感を示した。
かつてヤンキースでプレーした強打者、ルースと同じく二刀流で活躍する大谷について、敵将ブーン監督は試合前、「投打で素晴らしい選手。打撃はエリート級の長打力があり、マウンドではパワーに優れた投手」と警戒。ニューヨークでも関心が高まっていた。
名門球団との4連戦の初戦。大谷は試合後、大リーグ専門チャンネル「MLBネットワーク」のインタビューに応じ、「(ヤンキースは)世界一のチームだと思うのでここでプレーできるのはすごく光栄。数少ない打席の中で結果が出たのはよかった」と振り返った。30日に投手で先発登板する大谷が、まずは打撃で実力を見せつけた。