国際医療センター係長を逮捕 収賄容疑、380万円相当受領か―業者選定で権限・警視庁

東京, 6月4日, /AJMEDIA/

 国立研究開発法人「国立国際医療研究センター」(東京都新宿区)の物品発注をめぐり、現金などの賄賂を受領したとして、警視庁捜査2課は3日、収賄容疑で、同センター総務課係長笠井崇一郎容疑者(39)=調布市緑ケ丘=を逮捕した。贈賄容疑で小松電器社長の松丸隆行容疑者(43)=別の贈賄事件で起訴=も再逮捕した。
 捜査2課はいずれの認否も明らかにしていない。同センターを家宅捜索するなどし、癒着の全容解明に乗り出す。
 笠井容疑者の逮捕容疑は2019年3月~21年11月ごろ、物品納入の契約で有利な取り計らいを受けたいとの趣旨と知りながら、松丸容疑者から現金計約270万円のほか、家具や飲食接待など計110万円相当の賄賂を受領した疑い。
 同センターの職員は「みなし公務員」に該当。笠井容疑者は物品発注などの一般競争入札や随意契約に関し、業者選定の権限を持っていた。

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