元徴用工、早期解決で一致 朴氏「現金化前に」―日韓外相

東京, 7月19日, /AJMEDIA/

 林芳正外相は18日、韓国の朴振外相と東京都内の外務省飯倉公館で、夕食会を含めて約2時間半会談し、元徴用工問題の早期解決で一致した。林氏は「元徴用工問題をはじめとする日韓間の懸案の解決が必要だ」と具体的な行動を要求。朴氏は「(日本企業の資産)現金化が行われる前に望ましい解決策が出るよう努力する」と応じた。
 林氏は1965年の日韓請求権協定で解決済みとの立場を伝え、朴氏は「官民協議会」設置など韓国側の取り組みについて説明したとみられる。日本側が求める具体策を韓国側が提示したかどうかは明らかにされていない。
 両氏は慰安婦問題なども取り上げ、両国間の協議を加速させることを確認した。
 会談では、東アジアの安全保障環境などを踏まえ、日韓、日米韓の協力が重要だとの認識を共有。ロシアのウクライナ侵攻を非難するとともに、北朝鮮の核・ミサイル開発に連携して対応することを申し合わせた。朴氏は、日本人拉致問題の解決に向け、日本側の取り組みへの支持を表明した。
 朴氏は会談の冒頭、安倍晋三元首相の逝去に弔意を伝達、林氏は謝意を示した。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts