京都 東西の本願寺で恒例の「すす払い」

東京, 12月21日, /AJMEDIA/

京都にある東と西の本願寺で、お堂にたまった1年のほこりを払う恒例の「すす払い」が行われました。

本願寺の「すす払い」は、新年を迎える準備として室町時代から500年余り続くとされる伝統行事で、毎年12月20日に行われています。

このうち、京都市下京区の東本願寺では、国の重要文化財に指定されている御影堂で、マスクをつけ、頭に手拭いなどを巻いたおよそ50人の参加者が1列に並び、「始め」という掛け声とともに竹の棒で一斉に畳をたたき始めました。

広さが900畳余りある御影堂のなかは畳をたたく音が鳴り響き、白く舞い上がったほこりが大きなうちわであおがれて外に送り出されていました。

参加者はその後、畳をほうきで掃いたり、ぞうきんで拭いたりして、1年の汚れを丁寧に落としていました。

最後に大谷暢裕門首が、大きな布の上に長さ3メートルほどの竹を使って「寿」の文字を書くしぐさをし、新年を迎える準備を整えました。

兵庫県から娘と一緒に参加した30代の僧侶は「子どもと一緒に楽しくできました。来年は子どもが元気に育つことを願っています」と話していました。

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