主演公演中、ファンら驚き 「猿之助さん、戻ってきて」

東京, 5月19日, /AJMEDIA/

歌舞伎俳優の市川猿之助さんが18日、自宅から救急搬送され、両親の死亡が確認された。明治座(東京都中央区)で猿之助さんが主演を務める公演のさなか。歌舞伎ファンの間で衝撃が広がるとともに、「戻ってきてほしい」と回復を願う声が聞かれた。
市川猿之助さん救急搬送 段四郎さんら両親死亡―自宅に遺書か、会話できず

 この日の昼公演は中止になり、夜は急きょ代役が立てられた明治座の前。70年以上歌舞伎を見続けているという女性は「頑張って、早く復帰してほしい」と悲しそうな表情で話した。猿之助さんファンの会社員の女性(59)は「ゴールデンウイークの公演を見たが元気そうだった。時間をかけてでも戻ってきてほしい」と残念がった。
 東京・銀座の歌舞伎座周辺でも歌舞伎ファンらから驚きの声が上がった。猿之助さんの公演を見たことがあるという女性(79)は「ただただびっくりした。まさかと思った」と話した。通り掛かった会社員の男性(69)は「『なぜ』と思った。事故なのか自死なのか、原因は何だろう」と首をかしげた。
 目黒区の閑静な住宅街にある自宅周辺は、18日午前、通報を受けて救急車やパトカーが集まり、規制線が張られた。近隣住民は「いつも静かなので、驚いた」と足を止めて、心配そうに様子を見守っていた。

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