リトアニアに「きのこの山」?「ほうれん草のミカンスープ」? 201カ国・地域を網羅「世界のおやつ」レシピ本

東京, 2月13日, /AJMEDIA/

 リトアニアにも「きのこの山」が!? 「ほうれん草のミカンスープ」ってどんな味? 世界各国の料理に詳しい本山尚義さん(神戸市東灘区)が「全201カ国&地域 おうちで作れる世界のおやつ」を出版した。196カ国と5地域から1点ずつ、地元で愛されるお菓子や屋台に並ぶスナックなどを選び、身近な材料で気軽に作れるレシピを紹介している。

 本山さんはフランス料理店で修業を積み、インドでスパイスの奥深さに開眼。アジアや欧米、中東など30カ国を旅し、現地の家庭や店で料理を教わった。帰国後は日本に住む外国人らから故国の味を学び、日本が国として承認する196カ国全ての料理を習得。現在は各国の料理を製造、販売する「世界のごちそう博物館」を同区で営む。

 ページをめくると、アゼルバイジャンのもっちりプリン「フィルニ」、スーダンのバナナ詰めピーマン「ムークバザ」など、バラエティー豊かなメニューが登場。各国の文化や歴史、旧宗主国の影響など、独自の味を育んだ背景にも触れている。調理時間や難易度、日持ち、アルコールの有無が一目で分かるのもうれしい。

 ミニコラムも収録。ウガンダで人気のオムレツロールサンドが「ロレックス」と呼ばれる事情から、現地の人に料理を教えてもらうための裏技まで、寄り道が楽しい。

 「おやつはリラックスタイムなので、人々の素顔が見える」と本山さん。「料理を入り口に知らない場所に興味を持ち、普段の暮らしを想像してもらえたら。それが平和の原動力になると思う」と願いを込める。

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