モスクワの図書館で村上春樹さんの作品など廃棄のリスト配付か

東京, 12月22日, /AJMEDIA/

ロシアの首都モスクワの図書館に人気作家の村上春樹さんの作品などを廃棄処分の対象とするリストが配付されたとロシアの独立系メディアが伝えました。

同性愛などについての情報発信に対する規制が強化された影響だとの見方も出ていますが、モスクワ市は「リストを承知していない」として否定しているということです。

ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」は、文芸評論家の男性がSNSに投稿した内容として、今月16日に、モスクワ市内の図書館に対し、廃棄処分の対象とする書籍のリストが配付されたと伝えました。

リストには、国内外の作家の53作品が記載されていて、▽村上春樹さんの「スプートニクの恋人」や▽吉本ばななさんの「とかげ」も含まれているということです。

リストの作品には、性的マイノリティーについて取りあげたものもあり、「メドゥーザ」は、今月、ロシアで、同性愛などについて書籍やインターネットで情報発信することに対する規制が強化された影響だとの見方を示しています。

一方、別のロシアメディアは、モスクワ市の担当者が取材に対し「投稿された情報の根拠もリスト自体も承知していない」として否定したと伝えています。

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