東京, 12月14日, /AJMEDIA/
釧路空港から関西空港に向かうピーチ・アビエーション機内でマスク着用を拒否して客室乗務員らとトラブルとなり、新潟空港に緊急着陸させたなどとして、威力業務妨害や傷害などの罪に問われた元大学職員奥野淳也被告(36)の判決が14日、大阪地裁であった。大寄淳裁判長は懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役4年)を言い渡した。
弁護側は、ピーチ社の対応は過剰で手続きにも不備があったなどとして無罪を主張。奥野被告はぜんそくの持病を理由に、公判でもマスクを着用しなかった。
起訴状によると、奥野被告は2020年9月、マスクを着けずにピーチ機に搭乗し、客室乗務員の腕をねじって負傷させた上、機体を新潟空港に緊急着陸させた。21年4月には千葉県館山市の飲食店でもマスク着用を巡ってトラブルとなり、駆け付けた警察官を殴ったなどとされる。