「怖かった」「残念」 村田兆治さん宅周辺、騒然―ファンの姿、惜しむ声相次ぐ

東京, 11月11日, /AJMEDIA/

 元プロ野球ロッテ投手の村田兆治さん(72)の自宅がある東京都世田谷区成城の閑静な住宅街は11日早朝、消防車26台が駆け付けるなど騒然とした。火災現場は2階部分が焼け焦げ、窓ガラスは大部分が破損していた。「怖かった」「残念」。近隣住民は驚きの声を上げるとともに、往年の名選手の死を惜しんだ。
 火災を知り119番したという男性(74)は「ガチャガチャ」という瓶を投げ付けるような音を聞いた。外を見ると、村田さん宅のガラスが割れた2階の窓から炎が上がり、屋根を包んでいたといい、「とにかく怖かった」と語った。引退後も子ども向け野球教室を運営するなどしていた村田さんについて「活躍していたのに残念だ」と肩を落とした。
 30年以上前から交流があったという近所の主婦(84)は「親しみやすく、知り合った人を大切にする方だった」と語った。子ども同士の付き合いもあったといい、「現役時代、ランニング中に自宅に招き、麦茶を出したこともあった」と思い出すようにして死を惜しんだ。
 野球ファンだという世田谷区の80代の男性は「テレビで見て、手を合わせに来た。村田さんと言えばマサカリ投法。とても残念」。近隣に住む男性(62)は「村田さんがオールスターで投げていた姿が印象に残っている。どうしてこうなってしまったのか」と驚きを隠せない様子だった。
 OBの村田さんが死去したことを受け、ロッテ球団は秋季練習が行われている千葉市の本拠地ZOZOマリンスタジアムのバックスクリーン上の球団旗を半旗とした。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts