東京, 11月6日, /AJMEDIA/
ヘッドホンから流れる民謡に合わせて静かに盆踊りを楽しむユニークなイベント「サイレント盆踊り」が、山口市の空き家で行われました。
この「サイレント盆踊り」は、山口市のアーティストでつくる団体が、市内にある解体中の空き家で開き、10人ほどの市民が参加しました。
参加者たちは空き家の風呂場に設けられたDJのブースから配信される民謡を、ヘッドホンやイヤホンで聞きながら、中庭で盆踊りを踊りました。
この団体では、ことしから空き家を活用した創作活動に取り組んでいて、住宅地で迷惑をかけずに楽しむ方法として、この「サイレント盆踊り」を思いついたということです。
参加した30代の男性は「思ったよりハードで疲れました。音が自分にしか聞こえないので、外の世界と隔てられて没入感を感じた」と話していました。
イベントを企画した山口情報芸術センターの渡邉朋也さんは「解体して空間が変わればイベントの形も変わる。今後もこの家ならではのイベントを開催したい」と話していました。
