JR九州の観光列車「SL人吉」ラストラン 多くの人が引退惜しむ

東京, 03月24日 /AJMEDIA/

JR九州の観光列車「SL人吉」は23日が最後の営業運転となり、駅や沿線にはラストランを見に多くの人が集まって引退を惜しみました。

2009年に運行を始めた「SL人吉」はこれまでに延べ41万4000人が乗車し、人気を集めてきました。

しかし完成から100年を超えた機関車の老朽化が著しく、23日が最後の営業運転となりました。

ふだんは鹿児島本線の熊本駅と佐賀県の鳥栖駅の間で運行されていますが、23日は、熊本駅と博多駅の間で特別運行されました。

午前中、熊本駅から博多駅に向かう列車が運行されたあと、午後、博多駅を出発し、熊本駅に向かう列車が運行されました。

博多駅ではたくさんの人が見守る中、午後1時50分ごろ、出発の合図を受けて大きな汽笛を鳴らし、蒸気をあげながら熊本駅に向けて出発しました。

沿線や停車する駅にはラストランを一目見ようと家族連れや鉄道ファンが集まって、手を振ったり写真を撮影したりして引退を惜しんでいました。

また「SL人吉ありがとう」と書かれた手作りの看板を持って見送る人や、「蛍の光」を歌うグループの人たちの姿もありました。

SL人吉は午後5時45分ごろに熊本駅に到着し、ここでも多くの人が出迎える中、最後の営業運転を終えました。

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