3年目角田、しぶとく 大荒れレースで初ポイント―F1

東京, 4月4日, /AJMEDIA/

【メルボルン時事】2日にメルボルンで決勝が行われたF1シリーズ第3戦、オーストラリア・グランプリ(GP)で角田裕毅(アルファタウリ)が10位に入った。今季初の入賞を果たし、1ポイントを獲得。開幕から2戦続けて11位と、あと一歩で入賞を逃していただけに、「僕たちのマシンにポイントを取るペースはなかった。それを考えると、入賞できたことはポジティブに捉えている」と前を向いた。
今季のアルファタウリは、決勝でのペースがライバルに劣り苦戦が続く。車体に搭載されるパワーユニットは開幕3連勝のレッドブル勢と同じ「ホンダRBPT」でパワフルなはずだ。しかし、自チームのマシンについて角田は、参戦10チームのうち「9番目か10番目」と認識。そんな状況下で入賞争いを続ける角田にはF1参戦3年目の進歩に加え、したたかさも見える。
 豪州GPはクラッシュが相次ぎ、3度の赤旗が出る大荒れの展開になった。最後の1周はわずか12台が途中までセーフティーカー先導で走り、追い越しなしでチェッカーフラッグ。角田は11番手でフィニッシュしたが、他のドライバーに5秒加算ペナルティーが科され、10位に繰り上がった。
 3度目の赤旗が出る直前、角田は5番手を走行。打ち切りなら5位の可能性もあっただけに、その悔しさは残った。3位に入ったフェルナンド・アロンソ(スペイン、アストンマーティン)が「ジェットコースターのようだった」と評した一戦。しぶとく生き残って、チームに今季初得点をもたらした。

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