馬場咲希、聖地で貴重な経験 オーガスタ「最高だった」―女子アマゴルフ

東京, 4月3日, /AJMEDIA/

【オーガスタ(米ジョージア州)時事】ゴルフのオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権の決勝ラウンドが1日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCで行われ、馬場咲希(17)=東京・代々木高=が日本勢最高の5位に入った。昨年の全米女子アマ優勝者の地力を発揮。ゴルフの「聖地」での試合を「一生に一度かもしれないので、思い切ってピンを狙っていった」と振り返った。
2019年に始まった大会は、54ホールのストロークプレーで争われ、決勝ラウンドのみ男子のマスターズ・トーナメントと同じ会場で実施される。今のところ女子のプロは同コースでプレーする機会がないため、女子のアマ選手には貴重な経験になる。
 初出場の馬場は予選2日間でショットが不調だったが、14位で決勝へ進むと、決勝前日の練習日をうまく使ってスイングを修正した。「上半身が遅れていたのが曲がる理由だと思ったので、決勝ラウンドはおなかがちぎれるぐらい回した」。それが好スコアにつながった。
 10番からティーオフ。難ホールの11番(パー4)では、グリーン左側にある池を怖がらず、第2打でピンの左側へ打ってチャンスにつけると、これを決めて最初のバーディー。「右側を狙うと逃げた感じで嫌だったので、頑張って左を向いてフェードで狙った」。プロでもひるみそうな場面で攻めの姿勢と高い技術を見せた。
 4バーディーを奪った前半の9ホールは景色を楽しむ余裕もあった。最終ホールでの心境は「最高だった。残り1ホールは『もう終わっちゃうのか』という感じで寂しかった」。
 今年、プロテストを受ける予定。最初で最後になりそうなオーガスタ・ナショナルGCで見せたプレーは、実力の証明でもあった。

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