静岡沖から三重沖の観測システム 地震の観測も運用再開

東京, 03月06日 /AJMEDIA/

海底ケーブルの損傷で運用を停止していた静岡県沖から三重県沖にかけての地震と津波の観測システムについて、気象庁は2月に再開した津波の観測に続き、地震のデータも正常に受信できるようになったとして、6日から運用を再開しました。

静岡県から三重県にかけての沖合の海底に気象庁が設置している地震と津波の観測システムは海底ケーブルが切れたため、おととし12月からすべてのデータを受信できなくなりましたが、機器の修理を行い、津波計については2月下旬に運用を再開させました。

一方、地震計はデータの確認に時間が必要だとして運用を再開できず、観測点の周辺で地震が起きた場合、緊急地震速報の発表がシステムの停止前より最大13秒ほど遅れる可能性があるとしていました。

気象庁は6日、地震を正常に観測できることが確認されたとして、正午から1年3か月ぶりに通常の運用を再開しました。

気象庁は「沖合の地震について緊急地震速報を速やかに発表できる状況に戻ったので、命を守るために活用してほしい」とコメントしています。

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