東京, 02月20 /AJMEDIA/
「実戦で結果が出ている。内容がすごくいい」と、プロ野球、阪神の岡田彰布監督が評価したのは、高卒3年目で20歳の前川右京選手。日本一のチームで外野のレギュラーをつかもうと持ち味のバッティングでアピールを続けています。
20歳の前川選手は昨シーズン初めて1軍の試合に出場しました。
岡田監督は沖縄で行われているキャンプで「外野のレギュラーのうちレフトとライトは決まっていない」としていて定位置争いが続いています。
こうした中「開幕から先発で出場し、1軍で完走すること」を目標に掲げる前川選手は、ふだんのライトだけでなくレフトにも挑戦し、ここまで紅白戦と練習試合の4試合で、9打数6安打、フォアボール3個を選ぶなど結果を出しています。
一番の魅力は長打力で、19日のバッティング練習では160キロ前後のストレートが持ち味の新外国人、ハビー・ゲラ投手の力のある速球を捉えて、ライトのフェンスに直接当たる打球を打ちました。
ここまでの打撃について、岡田監督は「実戦でも結果が出ているし何よりファウルで粘ってフォアボールを選ぶことができるようになってきた。つなぐ意識も見られ内容がすごくいい」と評価しています。
前川選手は「自己を犠牲にしてでもチームのためにプレーする意識を持てている。バッティングで結果を残すのは当たり前で、守備や走塁もきちんとやって一日、一日、必死に食らいついていきたい」と争いが激しくなっている外野のレギュラー獲得に向けて決意を示していました。