阪神の中野、初のサヨナラ打 勝負決めた自信―プロ野球

東京, 4月19日, /AJMEDIA/

阪神の中野が土壇場で勝負を決めた。1点を追う九回2死満塁。フォークを捉えると、打球は左翼手の頭上を越える。仲間から水を掛けられた殊勲者はもみくちゃにされ、「気持ち良かった」。自身初のサヨナラ打に酔いしれた。
 自信を持って打席に入った。広島の抑え、栗林に追い込まれてもファウルで粘り、9球目を振り抜く。「真っすぐにも、フォークにも対応できていた。いい形で打てた」。甘い球を逃さなかった。
 WBCでは、優勝した日本代表の一員として歓喜の輪に加わった。出番は多くはなかったものの、普段では味わえないような緊張感の中でプレーし、誇りが芽生えた。「いい経験ができた分、こういう場面で思ったような打撃ができた」。成果を示し、胸を張った。
 9回を投げ抜いた西勇に今季初の白星をつけた。これから「いい形で迎えられる」。チームの連敗を2で止め、さらに勢いづけるような一打だった。

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