避難指示、1日解除 飯舘村の復興拠点―県内6町村完了へ・福島

東京, 5月1日, /AJMEDIA/

東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域のうち、福島県飯舘村の「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)の避難指示が1日午前、解除される。これにより、県内6町村にある復興拠点すべてで解除が完了する。
 今回解除される復興拠点は、村南部に位置する長泥行政区の一部で、村面積の約0.8%に当たる約1.86平方キロ。62世帯197人の住民登録がされており、解除に先行して拠点内で寝泊まりできる準備宿泊には4月13日時点で3世帯7人が登録した。
 また、放射線量の低減状況を確認するため、拠点近くの一部地域についても同時に避難指示が解除される。対象は拠点から近い約6400平方メートルで、人は居住せず、村営公園として利用される。復興拠点外の帰還困難区域での解除は初となる。
 飯舘村は、原発事故で一時全域に避難指示が出され、当時の村民約6500人が避難した。2017年3月には長泥行政区を除くすべての地区で避難指示が解除され、今年4月時点の村人口は約1500人。
 県内6町村にある復興拠点の避難指示解除は、昨年6月12日に葛尾村で初めて行われ、原発立地自治体の大熊町と双葉町は同30日と8月、浪江町は今年3月、富岡町は同4月に実施された。

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