東京, 2月20日, /AJMEDIA/
進化を示す滑りで、三木が日本勢として初の金メダルを獲得した。決勝は昨年の北京五輪銀メダルのウルビング(オーストリア)との対戦。序盤の旗門で少し離されたものの、すぐに挽回してリードを奪った。レース途中で相手が転倒した後も、大きなミスなくフィニッシュ。「とてもうれしい。言葉にならない」と感激した。
今季は滑りへの手応えがあった。オフに肩などを手術し、全身を使ったウエートトレーニングが可能になった。その効果もあって「板にうまく力を伝えられたり、軸を保って滑れたりするようになった」と、大きな変化を感じていた。
2026年冬季五輪での金メダルを目標に掲げる19歳。昨年の北京五輪は9位にとどまったが、予選で3位に入ったことは自信になったという。「毎年の目標を立てている。そこを達成して確実に五輪で優勝ができるようにしたい」
大会での反省点をノートにまとめ、成長の糧にするなど小さな努力を欠かさない。世界選手権で頂点に立ち、3年後の大舞台での目標実現へ勢いづいた。